「お別れの会」にお招きいただいて
長年ご用命いただいている大切なお客様がご逝去された由、お報せをいただきました。
いつも親切にしていただき、楽しいお話を聴かせていただきました。
ご遺族の皆様の深いお悲しみは、いかばかりかと拝察いたします。
「お別れの会」のご案内を手に、当日会場へ。
会場の某有名ホテルの大広間は、何百人もの参列者が溢れていました。
祭壇の遺影は、故人様のお人柄に相応しい笑顔の写真が選ばれています。
往年の映画俳優のようにも見えました。
開会し、黙とうのあとには「献奏(けんそう)」。
献奏とは、霊前で音楽を演奏し、冥福を祈る儀式のことだそうです。
故人様が愛されたという、少し時代を感じるステキな洋楽が流されました。
故人様は、周りの方々に愛され、尊敬されていたかたでした。
どのお別れのご挨拶からも、改めてそのことが伝わってきました。
ご存命中残されたご功績の数々は、さながらNHKの朝ドラのよう。
故人様は、それを一切鼻にかけたりはしなかったそうです。常々、
「皆のおかげで今があり、自分は運が良いんだ」
そう仰っていたそうです。
心からの御礼と、ご冥福をお祈りしながら献花させていただきました。
帰社後、「お別れの会」の一般的な目的を調べてみました。
すると、「故人様に代わって生前の感謝を伝えること」とありました。
それと同時に、
「故人様からの、大切なメッセージを受け取る場」
なのかもしれないと感じました。
私たちも事業を営むうえで、
・謙虚な姿勢
・他者への感謝の気持ち
・チャレンジ精神
これらを忘れず励んでいきたいと、気持ちを新たにしました。